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下和田学びプラン作成にあたって



下和田学びプラン作成にあたって

 

 

本物の学びを子どもたちに

 「一人ひとりの子ども達の未来と可能性を約束する学び」こそが、私たちの求めるものである。そのことやそのものを学ぶことによって、子ども達の心の中に学びの意欲の芽が育ち、子ども達の内側に学びの力が蓄えられていく。そういう経験を重ねることによって、学ぶことそのものへの意義や価値が本当の実感を伴って子ども達に納得される。そうすると学びそのものを楽しんだり、学びの中で遊んだり、学びを意識せずに学ぶということがなされたりしていく。この学びは、今のところは学校という空間において成立し、その対象や題材も教科あるいは領域等に限定されたものだが、社会にでたときその学びの対象は、仕事・哲学・芸術・人間関係など、まさに生きることそのものに関わるありとあらゆることやものになるだろう。そのように考えて、私たちは、この学びこそが民主的で豊かな社会の一市民として生きていくための基礎的・基本的な力を身につけるのだと考える。

  そこでその学びとは具体的にどういうものであろうか。そこで、まず

 

 第一に、子ども達にどういう力を付けたいのかという「学力」の内容についての検討が必要になる。

 第二に具体的学習素材や学習内容をどうするかという教育課程の見直しを行う必要がでてくる。

 第三に学ぶ場としての授業改革が急務となる。

 第四にどういう力がどれだけ付いたのかの検討を適切にしかも効果的に行うための評価について開発する必要があるだろう。

 

 学ぶことによってその子のよさが生かされ、その子がその子自身をますます好きになり、周りの子も生かされ、周りの子も好きになっていくような、その子の今や未来に希望が持てる授業を創ることを目指したい。

(1)「確かな学力」とは何か明らかにする。

(2)学力テストの結果を分析し、学力の(測定可能な分野)における実態を把握する。

(3)学力の(測定困難な分野)における実態把握の方法を開発する。子ども達の学習意欲調査、学習方法能力調査(方法知、処理能力)、社会的実践能力調査(参加度、つながり度)など

(4)実態分析をもとに「確かな学力」の具体的内容を明らかにする。(教育課程の見直しと教材の開発)つまりなにを学んだら学びが成立したといえるかを絞り込む。

(5)確かな学力が育つ授業について、より具体的なビジョンと方法について検討し、目指すべき授業の姿を、心躍り瞳輝く子どもの姿として明らかにする。

(6)学びを支援する評価方法を開発する。(問題解決の意欲を持続させ高めさせる支援の具体的な姿)

 

                     下和田学びプラン


1・つけたい学力  (本校の学力のとらえ方)

 

私たちが考える学力とは、人間の知的なある一部分を指すものではない。「生きる力」を「知」の側面からみた「確かな学力」すなわち「自分で課題を見つけ、自ら学び、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力」を意味する。従って、思考力・判断力・表現力・問題解決能力・課題発見能力・学び方・学ぶ意欲・知識理解それらすべてが総合的に縦横に関わり合って培われたその子の力を「学力」だととらえている。少し整理してみると次のようになるが、それらはどれかが上位にありどれかが下位にあるというものでなく、それぞれ対等である。また順序性や系統性があるものでもない。それらは時に、同時に、時に単独で、学ばれていくが、一つだけ明らかなことは、その子の内面において必然性や順序性や系統を持っているということである。そうしてそれらの学びにおける個性的な順序性や系統性を認め励まし支援していくところに、私たちの取り組むべき授業が存在しているともいえる。


生きて働く基礎学力・・他に転移する学力・広がる学力・長いスパンで見る学力

 

 

2.教育課程編成の基本方針

 

 

(1)将来にわたって学ぼうとする意欲を育てること

(2)豊かな表現を行い、他と結びつくことのできる力を育てること

(3)創造的に課題を解決し生きて働く力を育てること

(4)自分を高めることに努力する力を育てること

 

 

3・授業の姿

 

学習過程として

 

(1)疑問を持ったり好奇心を持ったりする

(2)学習課題を持ち学習の計画を立てる

(3)豊かな体験的学習、調査する・試みるなどを行う

(4)発見したり、試行したり、判断したり、表現したりする

(5)学習を見直しまとめをする

(6)学習の成果を地域に発信したり、つなげたりする

学習形態として子供達が喜んで活動する場や方法の複線化を心がける

(1)興味関心別コース  (2)達成度別コース  (3)習熟度別コース

 

意欲の喚起にかかわることとして

(1)教材との出会いの工夫  (2)情報化への対応  (3)視聴覚機器の活用

 

評価と指導の一本化として

(1)結果だけでなく過程を評価し主体的に学べたかどうかを評価する

(2)共感的・複眼的に児童を理解しようとつとめること(カルテの導入)

(3)子どもの力を伸ばすために行うこと

(4)学びの意欲や姿勢を育てること

 

4・支援的評価の視点

 

(1)子ども達が「学習したい」と考えた事柄と指導の目標とが近いものであるか

(2)学習活動が、子供達同士をきたえあい、高めあうようになっているか

(3)子供達が学んだことをもとにして、自力で学習できる場を設けているか

(4)自らを振り返る場を設け、良さや可能性に気づくようにしているか

(5)学習のまとめに、他とつながろうとしているか

 

 これらの評価をする際に表現活動や体験活動と学習との関係を教師としては明らかにしておくことが大切である。たとえば「音楽会をしよう」とか「劇をしよう」というのは「活動目的」である。学び手の子どもには「活動目的」によって活動すること自体が学習そのものとなるが、教師は読みを深める学習の一つの手段として冷静にとらえておくことを忘れてはならないと思う。